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【FPが解説】一人暮らしの老後を安心して迎えるための資金計画
児玉 悟

40代を迎えた今、老後に向けた準備を始めることは非常に重要です。

特に「一人暮らし」というライフスタイルを選択する場合、資金計画をしっかり立てておくことで、安心して老後を迎えることができます。

本記事では、老後に必要な生活費や年金収入とのギャップを明らかにし、効率的な老後資金準備の方法を解説します。

一人暮らしの老後を安心して迎えるための資金計画 イメージ

老後の一人暮らしにかかる生活費と収支シミュレーション

無償化の対象と上限額

1. 老後の生活費

総務省の「家計調査年報(2022年)」をもとに、高齢単身世帯の月平均支出を以下に示します。

 ● 消費支出:14万3,139円

 ● 非消費支出(税金や社会保険料):1万2,356円

 ● 合計:15万5,495円



支出内訳:

 ● 食費:3万7,385円

 ● 住居費:1万2,746円(持ち家の場合。賃貸ではさらに増加)

 ● 水道光熱費:1万4,704円

 ● 医療費:8,128円

 ● 交通・通信費:1万4,625円

 ● 交際費・雑費:5万円以上



2. 年金収入の平均

老後の主な収入源となる公的年金の平均受給額は以下の通りです:

老齢厚生年金(会社員・公務員)

 ● 男性:月額16万9,006円

 ● 女性:月額10万9,261円



国民年金(個人事業主・農業など)

 ● 男性:月額5万9,013円

 ● 女性:月額5万4,346円



3. 家計収支のシミュレーション

年金収入と月平均支出(15万5,495円)を比較した結果:

年金収入と月平均支出(15万5,495円)を比較した結果 イメージ

● 厚生年金に加入していた男性の場合、収入が生活費を上回ることがあります。

● 一方で、女性や国民年金のみの受給者は月々の赤字が大きく、貯蓄や資産運用で補填する必要があります。



老後の資金計画の具体例

年金収入と月平均支出(15万5,495円)を比較した結果 イメージ
毎月の赤字を埋めるための資金計画

例えば、年金収入が15万円、支出が15万5,495円の場合、月々の赤字は約5,000円です。ただし、予期せぬ医療費や介護費用を考慮すると、実際の赤字はさらに増える可能性があります。



予期せぬ支出の例:

 ● 医療費(入院や治療):100万円~300万円

 ● 介護費用(施設入居や在宅ケア):月5万円~10万円

 ● 自宅リフォーム費用:50万円~150万円



必要資金を計算する

以下の前提条件を基に、老後の必要資金を算出します:

 ● 毎月の赤字額:2万円

 ● 30年間の生活費不足:720万円

 ● 予期せぬ支出:300万円(医療・介護)、100万円(リフォーム)



必要総額:

720万円 + 300万円 + 100万円 = 1,120万円



効率的な老後資金準備のポイント

年金収入と月平均支出(15万5,495円)を比較した結果 イメージ

1. iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCoは、老後資金を計画的に準備できる強力な手段です。

メリット:

 ● 掛金が全額所得控除の対象(節税効果大)

 ● 運用益が非課税

 ● 受け取り時も一定の控除が適用



40代での積立例:

毎月2万円を20年間積み立てる場合、節税効果も含めると元本480万円に対して運用益を加え約600万円以上になる可能性があります。



2. 新しいNISA(少額投資非課税制度)

2024年に拡充された新しいNISAは、老後資金準備にさらに適した制度です。

非課税枠:

 ● 年間投資枠:最大360万円

 ● 生涯非課税保有限度:1,800万円

40代での活用法:

長期のつみたて投資でインフレリスクをヘッジし、資産を効率的に増やすことができます。余剰資金を活用して、リスクを抑えた運用を検討しましょう。



3. 退職金の有効活用

退職金は老後の生活資金の大きな柱です。しかし、受け取り後に無計画に消費すると資金が底をつくリスクがあります。

計画的な使用:

 ● 一部を運用に回し、長期的な収益を狙う。

 ● 必要な生活費分だけを預金に分けて管理。

退職金シミュレーション:

平均退職金が1,000万円の場合、年金で補えない赤字分(月5万円)を補うと約16年持ちます。



予期せぬ医療費・介護費用への備え

入院している女性 イメージ

老後には予測できない出費が発生する可能性があります。

1. 医療費:

 ● 高額療養費制度があるものの、自己負担は月14万円程度が限度。

 ● 病気やケガに備えて、医療保険の検討も必要です。

2. 介護費用:

 ● 要介護になった場合、月額5万円~20万円の負担が発生することもあります。

 ● 特別養護老人ホームや有料老人ホームの一時金も想定して準備を。



まとめ:40代から始める一人暮らしの老後資金計画の重要性

笑顔で老後を過ごしている女性 イメージ

老後の一人暮らしを安心して迎えるためには、40代の今から資金計画をしっかりと立てておくことが重要です。必要な生活費や予期せぬ支出を把握し、iDeCoや新NISAなどの制度を活用しながら、効率的な資産形成を行いましょう。また、退職金を計画的に使うことで、長期的に安定した老後生活を実現できます。

親の世代と比べ、現代は資金運用の手段や情報が充実しているため、正しい知識と計画を持てば老後資金の不安を軽減できます。こうした老後の不安を解消するために、弊社では最適なプランや運用手段を提案し、伴走型のサポートで解決をお手伝いします。

早めの準備と専門家のアドバイスを活用し、安心した老後を迎えるための第一歩を踏み出しましょう。

是非お気軽に長野フィナンシャルにお問合せ下さい!



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